都道府県を覚える方法
対象学年 小学4年
対象教科 社会
まずはゲームとおもちゃから
まずは知らないうちに耳に入って覚えるようにと考えたのがテレビゲームです。
すごろくのように日本地図を移動して楽しむテレビゲームがありますが、勉強の教材として子供に買い与えてみることにしたんです。すごろくは大勢でやった方が楽しいので親もつき合わされることになりましたが、一緒に遊んでいるうちにこちらまで夢中になって楽しく学んでいることに気がつきました。子供は知らず知らずにどんどん地名を覚えていき、それが感じられるようになってから次に用意したのが日本地図パズルです。ある程度場所があかっていないとパズルをやらせても大変だろうと思っていたのでタイミングとしてはバッチリだったと思います。
プリントを何枚もコピーして何度も書いていく
ある程度の都道府県を覚えてからはとにかく書く練習をさせました。まずは問題のプリントをたくさんコピーしてやらせ、最初のうちは地図帳などで調べてもいいから解答欄を埋めるように指導したんです。書けないというのはストレスにもなりますし、解くのが楽しくないと思ってしまうと今後のやる気にも影響が出ると考えました。3回目くらいからは実力で取り組ませてみたのですが、繰り返し同じところで間違えることや、無理に漢字で書こうとして間違えることが多かったようです。しかし、間違えやすいところだけ書き出して集中的に覚えたり、漢字はとりあえず無理をせず習ったものだけ使うということにして徐々に覚えてことができました。
パズルのピースを埋めていくような楽しさを感じさせること
都道府県の勉強はパズルをしている感覚に近いと思います。大半がわかるようになってくると、書けない欄だけ注目してはこれかな?こっちかな?と言葉をはめていきます。違っていればまた取り替えて…。そのパズルのような作業をすべて終えることができた時の気持ちよさは格別なものです。それを子供が感じてくれて都道府県の勉強を好きになってくれたら理想的ではないでしょうか。そのためにはまずは楽しくスタートし、抵抗を持たせないことです。そして、わかってきたらそれを自信に変えていけるように徐々に完全まで持っていくようにするといいと思います。